初心者向けに丁寧に作られているのがよく分かる1冊。初めてプロダクトマネジメントに関わるときの導入本として、かなりおすすめです。
私自身も新しい職場の勉強会で「まずはこの1冊を」と紹介されて読みましたが、本嫌いの方でもすんなり読み進められる対話形式の構成になっていて、とても理解しやすかったです。
物語は勉強用アプリの開発を題材に進んでいくのですが、プロダクトマネジメントの基本的な考え方が、会話の中で自然に解説されているのが印象的でした。
読んでいて特に共感したのは、
多くの人にとって「自分が抱える問題を言語化する」よりも「解決策を言語化する」方が簡単であり、その解決策が本当に正しいとは限らない。
この言葉は、まさに日々の仕事の中で実感しています。アプリのマーケティングをしていると「こんな機能がほしい」という要望をよく聞きますが、それが本当にユーザーの問題を解決するものかどうかは、立ち止まって考えないといけません。
💡アクションプラン
- 「誰の、どんな問題を解決するための手段なのか」を常に意識する
- 求められている機能=本質的な解決策とは限らないことを忘れない
再び“プレイヤー目線”で仕事をする立場になったからこそ、こうした視点を研ぎ澄ませていきたいと思います。
