#コンセプトセンス #吉田将英
転職活動をしていたこともあり、ここ最近はなかなか読書の時間を取る余裕がありませんでした。
そんな中、久しぶりに手に取った一冊がこちらの『コンセプトセンス』。会社の方から紹介していただいた本なんですが、正直、自分ではまず手に取らへんタイプのタイトルやったんです。
でも、紹介してくれた方の好みがよう出てるなぁというのが率直な感想でした。
コンセプトをどう立てるか?構造化された一冊
本書では、「コンセプトを立てることの大切さ」と「その具体的な立て方」が、実例を交えてしっかり紹介されています。
特に印象に残ったのは、“コンセプト構文”という考え方。これは、今後何かを企画するときやアイデアをまとめるときの指針として、自分の中で備忘録的に残しておきたい内容でした。
本書で紹介されている“コンセプト構文”
?は本当は もっと?したいのに ?の常識である ?はそれを見落としている だからわれわれは?というコンセプトで?を提供する その先に?をデザインし、?社会の実現を目指す
この「?」に適切なキーワードを当てはめて考えることで、ぼんやりしてたアイデアもグッと整理されて、伝わりやすい形になっていきます。
自分から動かんと、コンセプトを考える場には出会えへん
社会人になってから、「そもそもコンセプトって何やろ?」と考える機会って、思ってるより少ないんですよね。
でも逆に言えば、自分から動かんと、そんな場には巡り会えへんのやなぁと改めて感じました。
だからこそ、いざそういう場に出くわしたときには、この構文を思い出して、ただ聞いてるだけの立場にならんようにしたいと思います。
アクションプランとして
- コンセプト設計の話題が出たときに、この構文を持ち出して議論の土台をつくる
- 自分のアイデアを説明するときにも、この構文を意識して言語化してみる
ちなみに「コンセプト作るのがうまいなぁ」と感じる人って、この構文に書かれている要素を自然と押さえて話してることが多い気がします。もしかしたら、勉強してこの型にたどり着いたんかもしれませんね。
最後に
内容が気になる方は、ぜひ本書を手に取って読んでみてください。
「なんとなくのアイデア」から「人に伝わるコンセプト」に昇華させるヒントが、ぎゅっと詰まった一冊でした。